キャッシング審査における運転免許証のチェック方法

キャッシングの申込みをする際は、必ず、運転免許証などの本人確認書類の提出が必要となります。
運転免許証を持っていない人の場合は、健康保険証、パスポート、年金手帳などの公的書面でも対応している会社もありますが、やはり優先順位としては、顔写真付きで情報量が多い、運転免許証が1番になります。
キャッシング会社は、申込者の運転免許証を徴求することで、氏名、生年月日、住所などの情報の裏付けを取ること以外にも様々な情報を得ることが出来ます。
今回は、キャッシング会社が運転免許証のどこをチェックしているかについてまとめてみました。

【運転免許証の住所は完全な裏付けにはならない】
運転免許証には住所が記載されており、一般的には居住先の裏付け情報とされています。
もちろん、転居などで、運転免許証の住所変更がまだ完了しておらず、免許証の住所が旧住所のままになっている人もいますし、それは理解できます。
しかし、運転免許証に記載されている住所が、旧住所でもなんでもない、全くでたらめな住所の可能性もあり得ます。
実は運転免許証の住所変更手続きは、大した裏付けもなく簡単に出来てしまうので要注意です。
住所変更に必要な書類は、各都道府県によって多少の違いはありますが、概ね以下のような書類のいずれかで変更可能です。
・住民票
・健康保険証
・新住所に届いた本人宛の消印付郵便物
この内、本人宛の消印付郵便を利用して、悪意を持って変更すれば、全くでたらめな住所が記載された免許証を作成することも可能です。
もちろん、キャッシング会社の審査担当は、“運転免許証記載の住所は完全な裏付けにはならない”という認識を持っているので、指定信用情報機関に掲載されている情報などと合わせて総合的なチェックを行っています。
事実、まれに、このような盲点をついた、詐欺も発生しています。

【運転免許証番号の意味】
運転免許証には12桁の番号が割り当てられていますが、この番号は、ランダムに割り当てられているのではなく、実はちゃんとした意味があります。

 

●最初の2桁
運転免許証番号の最初の2桁は各都道府県の公安委員会のコードです。初めて免許証の交付を受けた公安委員会のコードが記載されています。
各都道府県のコードは以下のようになっています。

 

例えば、最初の2桁が、「80」の場合は、最初に免許証の交付を受けたのは、徳島県ということになります。

●3、4桁
3、4桁は、初めて免許を取得した年の西暦下2桁が記載されています。例えばこの番号が「92」の場合は、初めての免許は、1992年に取得したということになります。

●最後の1桁
最後の1桁は、再発行した回数です。一度も再発行したことがない場合は、「0」と記載されます。この数字は更新しても変わりません。
また、10回再発行を受けた場合は、再度、「1」表示になります。
この再発行の数字があまりに多い人は、不審と判断される可能性があります。
常識的に考えて、運転免許証を5回も6回も再発行する人は、あまりいないのではないでしょうか。

●5桁~11桁
この数字は、各公安委員会での通し番号であったり、チェックデジットといって、数列の誤りを検出するための数字なので、あまり気にされることはありません。

【運転免許証番号は信用情報にも掲載される】
また、運転免許証番号は、指定信用情報機関の情報に掲載されることになります。
このため、審査時に徴求した運転免許証の番号と、指定信用情報機関に掲載されている運転免許証番号とが合致しなければ、ちょっとおかしいということになります。
再発行などで、最後の1桁の数字が増えていることはありますが、全く異なる番号の場合は、要注意ということになります。
また、逆に、運転免許証番号が指定信用情報機関の情報と異なっているということは、同姓同名の全くの別人を判断する材料のひとつにもなっています。

いずれにしても、キャッシングの審査では、運転免許証の情報だけに頼らず、その他の情報と比較して、総合的な確認が行われています。

投稿者プロフィール

Masaru.Shibata
Masaru.Shibata金融専門記者
自らもかつて貸金業に従事。現在は金融情報専門のライターとして精力的に情報の収集及び当サイトを含め多数のサイトで執筆を担当。