概要
2016年11月に、みずほ銀行とソフトバンクの共同出資で、全く新しいスタイルの個人向け融資サービスの会社を設立しました。
それが株式会社J.Score(ジェイスコア)です。
J.Score(ジェイスコア)の最大の特徴は、ビッグデータとAI(人工知能)を審査に導入していることです。
顧客が、一見、審査に無関係と思われるようなライフスタイルに関する質問に回答してゆくことで、ビッグデータとAI技術で分析、スコア化(点数化)され、適切な金利や契約限度額が提示されるというシステムです。
質問への回答は任意ですが、情報を追加で入力すればするほど、より有利な条件で借入れ出来るようになるといったシステムを導入しています。
このようなシステムは「スコアレンディング」といって、日本での導入は、今回のJ.Score(ジェイスコア)が初になります。
J.Score(ジェイスコア)についての説明は、その公式ホームページでも耳慣れない横文字も多く、内容を理解しづらい人もいると思いますが、要するに「貸金業」であることには変わりません。
その商品概要は以下のようになっています。
〇貸付利率:年率0.8%~15.0%
〇契約極度額:10万円~1,000万円
〇申込みから契約まで全てネットで完結
〇無利息サービス
新規契約者に限り、翌月返済日までの利息相当分をキャッシュバックの特典があります。
審査
J.Score(ジェイスコア)の審査が特徴的なのは、前述したように、顧客に多種多様な質問を入力させて、ビッグデータとAI技術で分析、スコア化(点数化)することにあります。
顧客が入力する内容も、年齢や年収などの基本的な属性だけではなく、生活、性格、ファイナンス、情報連携、ウォレット、プロフィールと6種類のカテゴリーがあり、一見、審査に無関係と思えるようなライフスタイルに関する質問などを任意で回答してゆくようになっています。
もちろん、スコアが高い方が金利や限度額の面で、より有利な条件での利用が可能ということですが、回答したくない項目はしなくても大丈夫です。
また、最終的に申込みをするまでは、個人を特定されることはありません。
【表示される貸付利率や極度額はあくまで目安】
J.Score(ジェイスコア)では、各種質問に回答することで、スコアが加点され、それに応じた、貸付利率や契約限度額が表示されますが、これはあくまで目安の数値です。
実際の審査では、もちろん、指定信用情報機関を利用した他社での借入れ状況の調査もあります。
また、貸金業者なので、総量規制(年収の3分の1を超える貸出し制限)の適用もあります。
※キャッシングには貸金業法の適用を受ける貸金業者からの借入れ(消費者金融など)と、貸金業法の適用を受けない借入れ(銀行カードローンなど)があります。
貸金業者は総量規制によって、原則、年収の3分の1を超える貸出しは禁止されています。