キャッシングの申込みにおける年齢制限は、会社によっても異なりますが、多くの会社が70歳以上の方を対象外としています。
これは、キャッシング利用者の大半が会社員(サラリーマン)であり、その会社員の定年退職の年齢が、60~65歳の場合が多いことが一番大きな理由となっています。
法律上は、年金収入を原資としたキャッシングも可能とされていますが、やはり年金は福祉の意味合いが強いものなので、それに頼った融資は、過剰融資の観点からも、あまり感心できない印象があります。
また、それ以外にも、病気、死亡リスクが高まるといった観点もあるでしょう。
しかし、現実は、60歳や65歳で、年金のみで生活を送っている人はごく少数で、会社を定年退職した後も、嘱託社員などで働いている人が多くなってきています。
また、平成29年1月5日には、日本老年学会が、現在65歳以上と定義されている「高齢者」の定義を75歳以上に見直すよう提言を発表しました。これは、医療の進歩や生活環境の改善で、10年前に比べて、身体能力や知的能力が5歳から10歳ほど若返っていると判断してのことです。
また、近年は、若年層も正社員で勤務することが難しくなってきており、低収入で雇用も不安定な若者も増えてきています。
このような世情を鑑みれば、本来、キャッシングの対象年齢は、全体的に5歳づつくらい、引き上げるのが妥当かもしれません。
まあ、現実的には、年齢の下限である「20歳」を引き上げることはしないと思うので、上限を75歳未満とする会社が今後は増えてくるかもしれません。
投稿者プロフィール
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