近年、消費者金融業界では、契約締結にあたり郵送物がない、ペーパレス融資が開始され、徐々に浸透し始めています。
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)などSMFGグループの消費者金融会社の「WEB完結」がそれにあたります。
申込みから契約締結、融資に至るまで、全てインターネットで手続きを行い、契約証書の発行もネットで行うので、一切郵送物がないという仕組みの商品です。
このため、家族に内緒で利用したいという方にとっては、非常に便利だと言えます。
消費者金融会社の利用を考えている方の大半は、家族に内緒で利用をしたいと考えているので、インターネットキャッシングにおける、契約証書の郵送については、業者にとっても課題の一つでした。
(このため、インターネットキャッシングが普及した現在でも、無人契約機に一定の需要があるのだと思われます。)
しかし、この郵送物不要融資の出現で、その問題も解決しました。
消費者金融側にとっても、かつては契約証書をペーパーで保管していたものが、電磁媒体でコンピューター保管することになり、コスト削減につながります。
ペーパレスにすることの消費者金融側のリスクとしては、顧客が契約を否認した場合に、署名捺印した契約証書がないので、契約を証明する際の証拠品が若干、弱いといったくらいで、大きなものはありません。
インターネットキャッシングにおける郵送物不要なペーパレス融資は、スマートフォンが普及した現代にマッチしており、今後も、大手業者を中心にして、ペーパレス化の動きが盛んになってくると予想されます。
投稿者プロフィール
- 主にサイトの編集を担当するが、記事の執筆も行う。某銀行に勤務していたが脱サラ。金融関連の出版社との馴染みが深く、金融業界の知識も豊富。
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